最近はペットと一緒に暮らす人が増えてきて、犬や猫といったメジャーなものだけでなく両生類や爬虫類など以前だとあまり飼育されてこなかったマイナーな生き物の飼育も流行っています。
今回はシリケンイモリをイモリウムで飼育している筆者が、「イモリウムで飼育するのに必要なもの」や「飼育するときに気をつけた方がいいこと」など実際飼育している者の目線で紹介していこうと思います。
生き物の飼育には正解というものはないと思いますし、筆者もアクアリウムショップの店員さんと沢山相談しながらシリケンイモリたちが生活しやすいような環境を追い求めているのでこれから飼育しようと考えいる方の参考になってくれると嬉しいです!
シリケンイモリを飼育するときに必要なもの
シリケンイモリは基本陸地多めの水辺も少しあるようなレイアウトが好ましいので、イモリウムはシリケンイモリにとって適した環境だと思います。
シリケンイモリの飼育で必要最低限必要になってくるのが以下の用品です。
イモリウムを作る際に必要な物
- 飼育用ケージ
- ソイル
- 園芸用底ネット
- 砂利か軽石
- 苔
- LEDライト
- 水入れ(水辺を作らない方)
- シェルターなどの隠れる場所(石や木など)
これらがあれば基本的なイモリウムを作ることができます!
次に、シリケンイモリを飼う際に必要なものを見てみましょう。
シリケンイモリの飼育に必要な物
- 霧吹き
- 温度・湿度計
- 餌用とお掃除用ピンセットを各1つずつ
- カルキ抜き
- 餌
これらのものがあれば飼育の際に必要なものは大体揃うと思います。
イモリの飼育をしたいけれど気をつけたい点や良かった点を知りたい方必見!
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飼育用のケージはメンテナンスのしやすい物を選ぼう!
飼育用ケースは水槽やプラケースなどでも飼育することができます。
しっかりと水辺も作るのであれば耐圧がある水槽などを選ぶようにしましょう。
筆者がおすすめる飼育ケージは『GEX EXOTERRAグラステラリウム』です!
両生類や爬虫類を飼育する上でこのケージを使用している方は多いのではないでしょうか?
上部と手前が観音開きのように開くのでメンテナンスもしやすく餌やりのときにとてもしやすいので飼育ケージに迷われている方にとてもおすすめです!
また、底部も水が入れられようになっているので少し水辺も作りたいと考えている方にもぴったり。
壁面も岩面のようなレイアウトが施してあるので初めてイモリウムを作る方でも自然界の雰囲気を作りやすいです。
床材を敷いていこう
まず初めに、床材を敷き詰めていきます。
砂利か軽石どちらがいいかは好みですが、水辺を作る予定の方は砂利も用意することがおすすめです。
今回は水辺も作る予定だったので砂利を選びました。
少し大きめの砂利を用意すると洗うときが楽になります。
陸地を多めに作る方はネット入りの軽石を選ぶと見栄えはあまり良くないというデメリットはありますがメンテナンスがしやすかったり、全部レイアウトを変えるときなど石がバラバラにならないで済むメリットがあります。
砂利か軽石を敷いた後に、園芸用底ネットをソイルとの間に入れてあげると砂利や軽石の間にソイルが詰まりにくくなって水はけが良くなるのでおすすめです!
園芸用底ネットは100均で売られているもので大丈夫ですので用意しておきましょう。
このように園芸用ネットを砂利の上に敷き、この上からソイルを敷き詰めました。
ソイルはとても使い勝手が良く、テラリウムソイルというものが発売されているので何を使ったらいいのか迷っている方はこちらのソイルがおすすめです。
こんな感じでソイルを敷き詰めていきました。
この後湿り気が出る程度に霧吹きをした後に石や木、シェルターのレイアウトを決めて苔を敷いていきます。
苔は水辺と陸地それぞれに適したものがおすすめ
苔には乾燥に強いもの、水気に弱いものなど種類によって適した環境があるので初心者の方は管理しやすい苔を選ぶのがおすすめです。
イモリウムを作る際で1番維持が難しいと感じるのが『苔』になるので、どんな苔を選ぶのかは「コケリウム」で管理しやすい苔を参考にすると維持しやすいと思います。
上記にコケリウムにおすすめの苔と向かない苔を挙げているのでイモリウムを作る際の参考にしてみてください。
『苔』に関しては様子を見て自分の作ったイモリウムとの相性が分かってくるので調子が悪い苔と調子がいい苔を植え替えしていくのがまた1つ楽しみになってきます。
イモリウムを維持するときに霧吹きが大活躍しますが、ケージが増えてくるとシュッシュするのが大変になってくるので「GEX EXO TERRA蓄圧式霧吹き」があると手の疲れが全然違うのでぜひ手に入れて欲しいアイテムです。
レイアウト用品に木や石を入れよう!
シリケンイモリが安心して暮らせるように隠れ家と、脱皮しやすいようにざらざらした石などを用意してあげましょう。
木や石、シェルターなど様々な物がありますが、木を入れる場合カビが発生しやすいのでメンテナンスには気をつけましょう。
初心者の方やメンテンナスにあまり時間をかけられない方はカビの生えにくいものを選ぶのがおすすめです。
最初はメンテナンス重視のイモリウムがおすすめ!
イモリウムを調べるとみなさんレベルが高いレイアウトを作っていて、「自分もこんなイモリウムをつくりたい!」と思う方が多いと思います。
筆者は始めのときに色々挑戦しようと思い難しいレイアウトにチャレンジしましたが、メンテナンスが大変だったり思わぬところにイモりたちが入ってしまったりと試行錯誤の連続でした。
まだお迎えしてから時間が経っていないのにレイアウトの変更をしなくてはいけなかったので、イモリにも負担をかけさせてしまった経験があります。
なので初めてイモリウムを作成する方はメンテナンスがしやすく、イモリたちの管理がしやすいレイアウトにしてあげるとイモリにとっても育てる側にもメリットが沢山あるので参考にしてみてください。